男性育休のよくある『5つの誤解』|知っておけば損しない

Kei

こんにちは!
2021年1月から3ヶ月の育休をとっているKei(bokuiku_blog)です。

今回は男性育休にまつわる5つの誤解について。

育休について調べる前は、育休取ると収入がけっこう減っちゃうかなとか、会社に迷惑掛けちゃうかなって思ってました。

でも実際調べていくと、思ってたほど収入は減らないし、会社にもそこまで迷惑掛けないかなとわかって、育休取ることへの迷いが消えました。

Kei

育休取ったほうがメリットあるじゃん!

って、むしろ思うようになったくらいです。

育休をとってみたいけど、なんとなく不安って人も多いと思います。

そんな方の迷いが少しでも晴れるよう、男性育休の5つ誤解についてまとめてみました。

それでは行きましょう!

【誤解1】育休で収入が大幅に減ってしまう

まずは収入面の誤解。

Kei

月給の5〜6割くらいはもらえるかな?

って僕は思ってました。
でも実際はぜんぜん違った。

最初の6ヶ月間は、月給の67%を給付してくれる。
しかも、社会保険料がかからないので、手取り額の8割以上は補償される。
※限度額はある

知ったときは、こんなにもらえんだ!って、僕は思いました。

給付金がどれくらいもらえるか?は、別記事に詳しく書いたので、こちらもチェックしてみてね。

『男性育休で収入がどれくらい減るか?』ガチで計算してみた

【誤解2】大企業にしか男性育休制度はない

意外にも多いのが、自分の会社には育休制度がないと思っていること。

男性社員の育休を利用しなかった理由の27.5%が、会社で育児休業制度が整備されていなかったというデータもあります。

育児休業制度を利用しなかった理由
平成29年度仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書企業アンケート調査結果 参照

自分の会社で取っている人が少ないので、そもそも制度としてないと思ってる人が多いのかもしれません。

Kei

ちなみに僕が勤めている会社でも、男性で育休を取った前例はなかったです。

育休は「育児・介護休業法」という法律で定められてるので、基本的には性別問わずだれでも取ることができます。

労働者は、その養育する 1歳に満たない子について、その事業主に申し出ることにより、育児休業をすることができる。

育児・介護休業法 第5条 引用

ただし、以下のような人は会社の規定(労使協定)で、取れない可能性があるので、事前に確認しておいたほうがいいです。

・転職して間もない方
・契約社員やパート、アルバイトの方

【誤解3】会社に金銭的負担をかけてしまう

Kei

育休の給付金って、会社が出してくれるんでしょ?

だから僕が育休を取ることで、会社の売上も減るし、給付金も出すから迷惑掛けちゃうかなって、僕は思ってました。

でも、実際のところは会社への金銭的な負担はほとんどありません。

・給付金は雇用保険から捻出されている
・育休中は社会保険料もかからない
・子育てパパ支援助成金で、最大67万円が国から会社に支給される

給付金の出どころは、会社員の場合、給料から天引きされている雇用保険から捻出されています(失業保険と同じイメージ)

月々会社が国に支払っているの社会保険料も育休中は免除されています。

くわえて、子育てパパ支援助成金という制度もあります。

【子育てパパ支援助成金とは?】
男性労働者が育児休業、育児目的休暇を取得しやすい職場づくりに取り組み、男性が育児休業を取得した事業者に支給される助成金。

内閣府男女共同参画局 資料引用

一定の条件を満たすと中小企業なら最大67万を国から助成金がでます。
※詳しくは、内閣府男女共同参画局の資料(PDF)を参照ください。

つまり、僕が育休をとっても、会社には金銭的な負担はほとんどないし、むしろ助成金がもらえる可能性があるから、プラスにもなりえるってことですね。

【誤解4】男性が育休をとってもやれることは少ない

育休をとって3週間経ちますが、男性でもやれることはたくさんあります。

むしろ、おっぱいで授乳する以外なら、男性でもできます。

男性でもできること

・おむつ交換
1日10回くらいはおむつ交換します。

・授乳
早朝深夜と合わず、ミルクを3時間おきくらいにあげる。

・沐浴
意外と重労働。1人でやると結構しんどい。

・寝かしつけ
ベッドに置いてたら勝手に寝るということは少ない。

・家事全般
掃除、洗濯、料理、買い出しなど。

今は妻と協力してやってるけど、それでも結構大変です。
これを女性1人でやるのは相当ハードだと思います。

「俺が育休とってもやれることないしな」って思ってる人は、そんなことないのでご安心をw

【誤解5】仕事を引き継ぐと会社に迷惑かける

収入面のつぎにこれを心配していました…

僕が育休を取ることで、仕事を誰かに引き継がないといけない。

引き継ぐことで、その人に負担を掛けてしまうかなとか、嫌な思いをさせないかなとか。
正直、その不安は今もまったくないわけではありません。

ただ、仕事は1人でやってるわけではないし、会社という組織の一員である以上、持ちつ持たれつの関係かなと思うようにしています。

次同じように誰かが育休を取ったり、何か困っている時に助けてあげれば、お互い様なのかなと。

自分にしかできない仕事という呪縛

自分にしかできない仕事をもっている人を僕は尊敬しています。

ただ一方で、その状態は会社としてはリスクもあると思います。

その人が急に病気になったら?
怪我したら?
転職しちゃったら?

ほかの人がやってもうまくいくように仕組み化する方が、組織としてはリスクがないと思います。

育休を取るときは、事前に時間があるので、仕事を整理したり、仕組み化するので、棚卸しのいいキッカケになります。

おわりに

男性育休については、まだ前例が少ないので、育休を取ることになんとなく不安があったり、損するようなイメージもあると思います。

でも、育休制度について正しく理解することで、僕は育休を取ることの迷いが消えました。

この記事を読んで、1人でも男性育休を取ることの迷いが晴れたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

※今回の記事は、僕の実体験と、「男性の育休 家族・企業・経済はこう変わる」という本の内容を参考にさせていただきました。

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