『男性育休で収入がどれくらい減るか?』ガチで計算してみた

Kei

こんにちは!
2021年1月から3ヶ月間、育休を取っているKeiです。

今回は、育休を取る前と後で、どれくらいの収入差があるのか?について。
僕の給与をもとにガチで計算してみましたw

育休を取る不安要素の1つとして、「収入が減ってしまう」というのがあると思います。

僕も最初は、育休って月給の半分くらいになるんでしょ?くらいに思ってました。

でも、実際調べてみると、思ってたほど育休前と収入が変わりませんでした。(僕の印象)

だったら、仕事面の不安は多少あるけど、育休を取らない理由はないかなと思って、取ることに決めました。

では、実際に僕の給与をもとに計算してみます!

育児休業給付金の計算方法

1ヶ月あたりの給付金計算式

1ヶ月あたりの給付金支給額は、以下の計算式から算出ができます。

①育児休業開始から6ヶ月以内(180日以内)

休業開始時賃金日額※1 × 支給日数(通常30日)× 67%

育児休業開始から7ヶ月以降(181日以降)

休業開始時賃金日額※1 × 支給日数(通常30日)× 50%

※1:育児休業を開始する前の6ヶ月間の賃金※2を180日で割った金額
※2:賃金は残業手当、通勤手当、住宅手当などを含む給与額面(手取り額ではない)

1ヶ月あたりの給付額(僕のケース)

僕は3ヶ月の育休を取ったので、さきほどの計算式①が該当します。

僕の賃金はざっくり月32万円くらいなので、休業開始時賃金日額は、32万÷30日=1万666円です。

僕の月額の育児休業給付金額

1万666円(休業開始時賃金日額)× 30日(支給日数)× 67%
21万4,387円

育休取得前の手取り額との差額は、「約4万円」でした。

これに加えて住民税(市民税)は別途支払う必要があります。

住民税(市民税)は前年の所得に対してかかるものなので、育休中であっても支払う義務があるのですが、翌年の住民税は減額された金額が反映されます。

ボーナスのことも踏まえておく

さきほどの金額差が大きいと思うか、小さいと思うかは個人の感覚ですが、
少なくとも僕は・・・

Kei

これくらいの金額差なら、育休を取らない理由はない!

って思いました。

ボーナスは、長い期間育休を取ることで、減額になったり、もらえなくなる会社が多いと思うので、ボーナスの金額が大きい人は悩みどころです・・・

育児休業給付金には限度額がある

1つ注意が必要なのは、育児休業給付金には、限度額があります。

支給限度額

上限額(67%)30万5,721円
上限額(50%)22万8,150円
※令和2年8月1日現在
厚生労働省 都道府県労働局・ハローワーク LL020731 保 02参照

上限額から逆算すると、月額賃金45万6,300円以上(住居手当、残業手当、交通費含む)稼いでいる方は、育児休業給付金をMAXでもらうことができないということですね。

なので、めちゃくちゃ稼いでいて、役職もかなり上という人は、金銭的にも旨味が少ないし、責任が重いので、育休取りづらいかなと思うのですが、そうでない人はもっと気軽に育休をとってもいんじゃないかなって、僕は思います。

平凡リーマンこそ、育休制度を使うべき?

育児休業給付金は、いつごろ支給されるの?

初回支給は育休開始の約3ヶ月後

育児休業給付金の支給日は、2ヶ月に1回。
2ヶ月分まとめて振り込まれます。

例えば、僕の場合12月28日から育休が始まったので、「12月28日〜1月27日分」+「1月28日〜2月27日分」を、2月28日以降に申請します。(申請は会社で手続きをしてくれます)

その後、審査があり、支給決定日が確定した後、おおよそ1週間で指定の口座に振り込まれるようです。

申請後の審査も半月くらいかかると言われているので、初回の支給日は少なくとも「2ヶ月+半月+1週間」で、約3ヶ月くらいを想定しておく必要があります。

ちなみに審査に合格すると、ハローワークから「育児休業給付金支給決定通知書」というのが、自宅に郵送で届きます。

この通知書が届いてから、1週間程度で振り込まれると想定しておくといいようです。

Kei

結構、支給されるまでに時間差あるよね・・・

2回目以降の給付金支給日も2ヶ月に1回

2回目以降の支払いも、2ヶ月に1回。
ただ、希望すれば1ヶ月ごとに変えることも可能だそうです。

これは勤めている会社に確認した方がいいですね。

給付金の振込時間は?

振込時間は、厳密には決まっていないようです。
この日に必ずお金が必要という状態にはならないよう、余裕をもっておく必要がありますね。


Kei

初回支給が育休開始の3ヶ月後。
その後の支給も2ヶ月に1回なので、ある程度貯金に余裕がある状態にしておかないと、家計がやりくりできないので注意が必要です。

おわりに

今回は、僕の例を参考に、育休開始前と後でどれくらい収入差があるのか紹介しました。

育休を取ることで、収入が減ることに違いはないです。

ただ、そこで失うお金は、今後稼げない額ではないと思うので、であれば育休をとって、家族との時間に使った方が、長い目でみて価値があると、僕は思いました。

パパが一緒に子育てをする、しないで、ママのパパに対する愛情が全然違ってくるという面白いデータもあります。

女性の愛情曲線
東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長渥美由喜著「夫婦の愛情曲線の変遷」参照

男性が育休をとって、ママと一緒に育児をすることで、ママとも仲良くいれるし、収入も8割ほど補償される。

男性が育休を取って損はないんじゃないかなって、僕は思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

これからも男性育休や育児の情報を発信していきます!!

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